バス・ドラム[bass drum](読み)バスドラム

音楽用語ダス の解説

バス・ドラム[bass drum]

ドラム・セットの中で最も口径の大きいのがバス・ドラム。普通は18インチから26インチまでのものが使われる。シェル材質はほとんどが木製。バス・ドラムをショットするのはフットペダルにセットされたビーターで行う。フット・ペダルを踏み込むとビーターがヘッドを打つようになっている。このようにバス・ドラムの演奏は足で行うために、ショットとはいわず、キックという言葉が用いられる。ほとんどのドラム・セットはバス・ドラムが1台というものだが、時には2台のバス・ドラムをセットしたものも見受けられる。この場合は特にツー・バスという言い方で、普通のセットと区別されている。ツー・バスの場合は両足を使うことから、速いテンポの連打が可能になり、独特なリズムを打ち出すことができる。これに近い効果を1台のバス・ドラムで出せるように、2つのビーターをセットしたダブル・フット・ペダルとか、ツイン・ペダルと呼ばれているペダルも開発されている。

出典 (株)ヤマハミュージックメディア音楽用語ダスについて 情報

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android