一観(読み)いっかん

精選版 日本国語大辞典 「一観」の意味・読み・例文・類語

いっ‐かん‥クヮン【一観】

  1. 〘 名詞 〙 一度見ること。一見。
    1. [初出の実例]「偶々田舎客有。予を拉て往て一観を試んと請ふ」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)初)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「一観」の解説

一観 いっかん

?-? 明(みん)(中国)の瓦(かわら)師。
福建省から肥前平戸(長崎県)にわたったという。天正(てんしょう)4年(1576)織田信長安土城をきずく際,まねかれて明風の城郭瓦をやいてもちいた。明風瓦を使用した最初とされる。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android