上荒船村(読み)かみあらふねむら

日本歴史地名大系 「上荒船村」の解説

上荒船村
かみあらふねむら

[現在地名]国府町上荒舟かみあらふね

荒船村の東に位置する。文政年間(一八一八―三〇)の法美郡全図(県立図書館蔵)に「上荒船之内スミ山ヨリ郡境迄十町十二間、郡境ヨリ八東郡姫路村迄十一町」とみえる。郡境は沢田さわだ越と称される難所であった(因幡志)。元禄一四年(一七〇一)荒船村の枝郷として分村した(「変地其外相改目録」県立博物館蔵)元禄郷帳によれば高三〇石余で、享保元年(一七一六)郷村高辻帳に当村分として掲載されている高二一石余は拝領高相当分と考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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