井上 幾太郎(読み)イノウエ イクタロウ

20世紀日本人名事典 「井上 幾太郎」の解説

井上 幾太郎
イノウエ イクタロウ

明治〜昭和期の陸軍大将



生年
明治5年1月10日(1872年)

没年
昭和40(1965)年5月7日

出生地
山口県

学歴〔年〕
陸士(第4期)卒,陸大卒

経歴
参謀本部員となり、日清戦争従軍ドイツに私費留学後、第三軍参謀となって日露戦争出征、明治39年参謀本部付となりドイツ駐在、帰国後、参謀本部員(要塞課)、大正4年陸軍省軍事課長、7年交通兵団司令部付、8年航空本部長、第三師団長を経て15年軍事参議官兼航空本部長となった。昭和2年大将に昇進、8年予備役。12〜20年帝国在郷軍人会会長を務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「井上 幾太郎」の解説

井上幾太郎 いのうえ-いくたろう

1872-1965 明治-昭和時代前期の軍人。
明治5年1月10日生まれ。日清(にっしん)戦争,北清事変,日露戦争に従軍する。大正5年陸軍省運輸部本部長,8年航空部本部長となり陸軍航空の基礎をきずいた。昭和2年陸軍大将。12年最後の在郷軍人会会長。昭和40年5月7日死去。93歳。山口県出身。陸軍大学校卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android