今治藩主の墓(読み)いまばりはんしゆのはか

日本歴史地名大系 「今治藩主の墓」の解説

今治藩主の墓
いまばりはんしゆのはか

[現在地名]今治市古国分

寺山の中腹にあり、墓地の面積一反八畝余、前面県道を隔てて唐子浜からこはま海水浴場を見下ろす景勝の地を占めている。

今治藩主松平(久松)家初代定房(延宝四年没)・同三代定陳(元禄一五年没)・同四代定基(宝暦九年没)の墓所である。初代の墓は墓地の正面にあり、瓦葺土塀に囲まれ、墓碑の高さ三・六メートル、石柵で保護され、大灯籠は二基、参道両側に各九基の小灯籠が並んでいる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報