仏陀寺古墳(読み)ぶつだじこふん

日本歴史地名大系 「仏陀寺古墳」の解説

仏陀寺古墳
ぶつだじこふん

[現在地名]太子町山田

仏陀寺境内にある。蘇我倉山田石川麻呂墓と伝え、府指定史跡。長さ九・二八メートル、幅六・四メートル、高さ〇・九メートルの盛土を認めるが正確な墳形は不明。主体部は一石凝灰岩をくりぬいた石棺式石室で、現在その上部が地表に露呈する。長軸をほぼ南北とし、南側木口面に幅〇・七七メートルの入口をうがち扉石をはめている。大正年間付近を整地した際に石室の周囲から須恵質のが出土した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android