勢場ヶ原(読み)せいばがはら

日本歴史地名大系 「勢場ヶ原」の解説

勢場ヶ原
せいばがはら

[現在地名]山香町山浦

天文三年(一五三四)四月大友義鑑軍と大内義隆軍が戦った場所で、この戦いを勢場ヶ原合戦という。セイバガハルともよび、山浦やまうら南部の大村おおむれ山南西麓に位置する。同年大内義隆は陶美作守隆房・杉長門守重信を大将として三千の軍勢豊後に進攻させた。これに対して大友義鑑は吉弘石見守氏直・寒田三河守親将を大将にこれを迎え撃った。大友軍は主力を立石たていし峠や地蔵じぞう峠に配置し、本陣大村山に置いたが、大内軍は予想に反して勢場ヶ原に進出し、戦いとなった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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