南本郷町(読み)みなみほんごうちよう

日本歴史地名大系 「南本郷町」の解説

南本郷町
みなみほんごうちよう

[現在地名]中央区築地つきじ六丁目

上柳原かみやなぎはら町の南にある片側町。東は大川(隅田川)河口に面し、西は南小田原みなみおだわら町一丁目。南飯田みなみいいだ町などと同様、万治元年(一六五八)に埋立てられてできた地(築地)の一画で、寛文新板江戸絵図には飯田町(南飯田町)の南に「川口丁」とみえている。元禄三年(一六九〇)の「江戸惣鹿子名所大全」にも川口町とある。その後湯島四丁目(現文京区)の代地となり、湯島の本郷に対して南本郷町と名付けられたという(東京地理沿革誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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