即墨(読み)そくぼく

日本大百科全書(ニッポニカ) 「即墨」の意味・わかりやすい解説

即墨
そくぼく / チーモー

中国、山東(さんとう)省東部、山東半島中南部にある青島(チンタオ)市の市轄区。文化大革命後、青島市に編入された。人口114万7000(2014)。小麦ラッカセイを産するほか、ブドウなどの果樹栽培が盛んである。東部は黄海(こうかい)に臨み、漁業が発達し、張村には鉄鉱山がある。市西部の藍村(らんそん)から膠済(こうさい)線(青島―済南(さいなん))の支線、藍煙線(藍村―煙台(えんだい))が分岐し、2014年には高速鉄道の青栄城際鉄道(青島―栄成(えいせい))が開通した。即墨老酒(ラオチウ)は特産である。

[駒井正一・編集部 2017年12月12日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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