口がうるさい(読み)くちがうるさい

精選版 日本国語大辞典 「口がうるさい」の意味・読み・例文・類語

くち【口】 が うるさい

  1. おしゃべりである。必要以上に口数が多い。また、そのような性質
    1. [初出の実例]「兼子さんと一緒だから。あの子、口がうるさいからね」(出典:濹東綺譚(1937)〈永井荷風〉四)
  2. 世間評判や噂(うわさ)がやかましい。
    1. [初出の実例]「ヤレ何様(どう)だの箇様(かう)だのと、他の口がうるさくってならないから」(出典人情本・閑情末摘花(1839‐41)二)
  3. ちょっとしたことにも小言意見をやかましく言う。
  4. 飲食物の味つけにやかましい。また好き嫌いがはげしい。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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