島村 ふさの(読み)シマムラ フサノ

20世紀日本人名事典 「島村 ふさの」の解説

島村 ふさの
シマムラ フサノ

昭和期の服飾デザイナー



生年
明治38(1905)年2月11日

没年
昭和52(1977)年9月23日

出生地
東京

学歴〔年〕
東京女子専門学校〔大正13年〕卒

経歴
滋賀県立愛知高等女学校教諭となったが、昭和4年画家の島村三七雄結婚、退職して渡仏パリで婦人服デザイン、仕立法を学んだ。上1級裁縫師資格をとり、9年パリで開業。11年帰国、三越本店に入り、チーフデザイナーとして活躍、デパート専属服飾デザイナーの草分けとなった。41年退社し六本木に婦人服店を開いた。49年日本デザイナークラブ理事長。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「島村 ふさの」の解説

島村ふさの しまむら-ふさの

1905-1977 昭和時代の服飾デザイナー。
明治38年2月11日生まれ。滋賀県立愛知(えち)高女教諭となり,昭和4年画家島村三七雄と結婚。退職後,フランスで服飾デザインをまなび,9年パリで服飾店をひらく。11年帰国し,三越本店で専属の服飾デザイナーとして活躍した。昭和52年9月23日死去。72歳。東京出身。東京女子専門学校卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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