座頭の中座敷(読み)ざとうのなかざしき

精選版 日本国語大辞典 「座頭の中座敷」の意味・読み・例文・類語

ざとう【座頭】 の 中座敷(なかざしき)

  1. 座敷中央に出てすわることをいったものか。三升の紋のように方形にすわる一座の、中の座にすわることをいったという説もある。〔諺苑(1797)〕
    1. [初出の実例]「座頭(ザトウ)の中座敷(ナカザシキ)ずいと出なせえ」(出典歌舞伎蔦紅葉宇都谷峠(文彌殺し)(1856)三幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android