当帰芍薬散加附子(読み)トウキシャクヤクサンカブシ

病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版 「当帰芍薬散加附子」の解説

当帰芍薬散加附子

(大杉製薬、三和生薬)


 更年期障害月経痛月経不順神経痛女性の冷え症慢性腎炎じんえん妊娠中の障害むくみ習慣性流産の予防痔疾じしつ腹痛)などの治療薬です。当帰芍薬散の症状(足腰が冷えやすく、貧血気味の疲れやすい体質で、月経期になると腰痛やむくみをおこしやすく、ときに下腹部の痛み、頭重、めまい、肩こり、動悸どうき耳鳴りなどがある)が、さらに激しい女性に用います。なお、体力が充実している人には、この薬は使用しません。


①著しく胃腸の弱い人、ほかの薬を用いている人は、あらかじめ医師に報告してください。


②副作用として、食欲不振、下痢、腹痛などの胃腸症状をおこすことがあります。


③指示された期間用いても症状が改善しないときは、医師に報告してください。

出典 病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android