杉之木神社(読み)すぎのきじんじや

日本歴史地名大系 「杉之木神社」の解説

杉之木神社
すぎのきじんじや

[現在地名]竜王町山之上

山之上やまのうえ集落の東端にある。祭神大日おおひるめ尊。応永一三年(一四〇六)一二月五日銘の棟札(社蔵)では「大梵天王」とみえ、またかつては山上やまのうえ天王社と称していた。境内社に八幡神社・春日神社があり、明治四四年(一九一一)東出ひがしでにあった山王宮、西出の津島つしま神社、新村しんむらの皇大神宮・蛭子えびす神社・稲荷神社を合祀。うち山王宮には一部に古材が使われ、室町時代の蟇股がみられる。同四一年の社寺堂宇明細帳(社蔵)によれば、天暦元年(九四七)法満教寺(牟礼山法満寺のことか)の四至封境五ヵ所の鎮守神として創祀されたと伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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