松井新田(読み)まついしんでん

日本歴史地名大系 「松井新田」の解説

松井新田
まついしんでん

[現在地名]清水市松井町など

美濃輪みのわ町の南、ともえ川河口部右岸にある。明和年間(一七六四―七二)清水湊の廻船問屋播磨屋松井作右衛門が開発した新田。播磨屋は清水御蔵の払下米の売買にあたっており、風波の激しい時に御蔵に潮が打寄せることを防ぐため、蔵前の巴川河口部浅瀬を埋立てて新田とした(「駿河志料」など)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android