石井 悌(読み)イシイ テイ

20世紀日本人名事典 「石井 悌」の解説

石井 悌
イシイ テイ

大正・昭和期の昆虫学者 東京農工大学名誉教授



生年
明治27(1894)年8月6日

没年
昭和34(1959)年11月19日

出生地
神奈川県

学歴〔年〕
東京帝国大学農科大学農学実科〔大正7年〕卒

学位〔年〕
農学博士

経歴
大正7年東京帝大に勤めた後、植物検査所長崎支所長、農商務省農事試験場技手を経て昭和10年東京高等農林学校(後の東京農工大)教授となり、農学部長を務め、33年定年退職、名誉教授。財団法人日本植物防疫協会常務理事兼同協会研究所長を務めた。昆虫学者として農作物害虫の防除、特に天敵防除、天敵の主体寄生バチの分類、生活史の研究で知られ著書に「害虫防除実際」「農業昆虫学」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「石井 悌」の解説

石井悌 いしい-てい

1894-1959 大正-昭和時代の昆虫学者。
明治27年8月6日生まれ。農商務省農事試験場技手などをへて,昭和10年東京高農(現東京農工大)教授となる。のち日本植物防疫協会常務理事兼研究所長。農業昆虫や寄生バチの研究などで知られる。昭和34年11月19日死去。65歳。神奈川県出身。東京帝大卒。著作に「害虫防除の実際」「農業昆虫学」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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