立願寺村(読み)りゆうがんじむら

日本歴史地名大系 「立願寺村」の解説

立願寺村
りゆうがんじむら

[現在地名]玉名市立願寺

小岱しようだい山の東南麓にあり、北は石貫いしぬき村、南は岩崎いわさき村、西は山田やまだ村に接する。村内に式内社疋野ひきの神社が鎮座し、一帯玉名郡衙跡に比定されている。天正九年(一五八一)頃と推定される六月二九日の家理・信貫連署書状(小代文書)に「亀甲・立願寺両所之事」とみえ、龍造寺氏から小代親伝に安堵されている。慶長九年(一六〇四)九月の検地帳によれば田一一町五反六畝余・畠屋敷三五町三反六畝余・屋敷七筆、分米三六四石一斗余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android