美江寺宿(読み)みえじしゆく

日本歴史地名大系 「美江寺宿」の解説

美江寺宿
みえじしゆく

[現在地名]巣南町美江寺

中山道が通る当地に寛永一四年(一六三七)伝馬二五匹が命じられ、宿場が置かれた。次の赤坂あかさか宿(現大垣市)へ二里八町、河渡ごうど宿(現岐阜市)へ一里七町。同一八年から助郷村が決められた。寛文五年(一六六五)の美江寺宿書上(山本文書)によれば、中山道に沿う町の長さ五町一九間、家数七五軒、うち伝馬役家・歩行役家各二五、問屋・庄屋・年寄各一、帳付・馬指・定使各二、無役家一六であった。宿には高札場・一里塚があった。本田ほんでん(現穂積町)との境の五六橋は本田村との立会橋であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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