花石神社(読み)はないしじんじや

日本歴史地名大系 「花石神社」の解説

花石神社
はないしじんじや

[現在地名]日光市花石町

国道一二〇号(旧中禅寺道)北側にある。祭神少彦名命。社伝によれば、弘仁年間(八一〇―二四)に勝道が蓮華石上で日光連山を遥拝、この時に出現した神々を祀ったのが当社の始まりといわれ、日光連山一八峰の一八神を祀ったことから十八王子じゆうはちおうじ社と称した。近世には蓮花石れんげいし村に住む東照宮の社家が祭祀を行った。享保二年(一七一七)の日光山諸給人知行高并由緒書(社家御番所日記)には「新宮末社十八王子領」一八石がみえ、文治四年(一一八八)源頼朝より寄付されたとある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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