谷中玉林寺門前町(読み)やなかぎよくりんじもんぜんちよう

日本歴史地名大系 「谷中玉林寺門前町」の解説

谷中玉林寺門前町
やなかぎよくりんじもんぜんちよう

[現在地名]台東区谷中やなか一丁目

三河吉田藩松平氏下屋敷(のち谷中清水町)北方、玉林寺の門前に形成された町屋。当地一帯は元は谷中村の百姓地で、元和(一六一五―二四)頃から町屋が現れ、正保四年(一六四七)までは代官野村彦太夫が支配していた(文政町方書上)。玉林寺は慶安元年(一六四八)境内・門前とほか二ヵ所で二一石余の朱印寺領を与えられた(寺社備考)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報