雀鉄砲(読み)すずめのてっぽう

精選版 日本国語大辞典 「雀鉄砲」の意味・読み・例文・類語

すずめ‐の‐てっぽう‥テッパウ【雀鉄砲】

  1. 〘 名詞 〙 イネ科一年草各地田野湿地に生える。高さ二〇~三〇センチメートル。葉は長さ三~一〇センチメートルの線形白粉を生じ、基部は鞘となって茎を包む。春、茎頂淡緑色小穂を密集した長さ約五センチメートルの円柱形の花穂をつける。やりくさ。すずめのやり。やりんぼ。すずめのまくら。ひよひよぐさ。《 季語・春 》 〔物品識名(1809)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「雀鉄砲」の解説

雀鉄砲 (スズメノテッポウ)

学名Alopecurus aequalis var.amurensis
植物。イネ科の二年草

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android