百科事典マイペディア 「77ヵ国グループ」の意味・わかりやすい解説
77ヵ国グループ【ななじゅうななかこくグループ】
→関連項目南北問題
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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…戦後,アジア,アフリカ,米州地域の植民地住民が自決権を行使して独立を達成したが,これら新興独立国のかかえる共通の問題は,独立はしたものの,経済的自立がともなわず,植民地時代の経済体制から脱却できないまま先進工業国との経済格差がますます広がるという厳しい現実であった。こうした南北間の富の偏在の是正のため,今や国連で多数派になった南の新興国は,いわゆる〈77ヵ国グループ〉を結成して,国連に強い措置を求めるようになった。その要請にこたえるべく,国連は1960年代を〈国連開発の10年〉として,南北問題の解決に取り組むことになった。…
…この会議で同時に〈発展途上国(開発途上国)developing countries〉という言葉が用いられ,それまでの〈後進国backward countries〉〈低開発国under‐developed countries,less‐developed countries〉に代わって,国連用語に採用されることになった。64年にジュネーブで開かれた国連貿易開発会議United Nations Conference on Trade and Development(UNCTAD(アンクタツド))で,3大陸の国々は77ヵ国グループ(略称Group77。以下G77と記す。…
※「77ヵ国グループ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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