8・1宣言

山川 日本史小辞典 改訂新版 「8・1宣言」の解説

8・1宣言
はち・いちせんげん

中国共産党のおもにソ連留学組が1935年8月1日に内戦停止・抗日民族統一戦線結成を訴えた宣言。コミンテルン第7回大会の反ファッショ人民戦線戦術に影響され,中国共産党・中国ソビエト政府の名でだされた。蒋介石(しょうかいせき)率いる国民党内では共産党討伐が第1で,抗日は第2であるとする「安内攘外(あんないじょうがい)」という考えが有力だった。しかし,国家存亡時にあっては抗日が第1だとの主張は,華北分離工作の進展していた時期に広く支持された。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む