COSO ERM(読み)こそいーあーるえむ

ASCII.jpデジタル用語辞典 「COSO ERM」の解説

COSO ERM

COSO(米国トレッドウェイ委員会組織委員会)が2003年に公表した、内部統制に関する新しいフレームワークの草案のこと。従来、COSOの出している報告書では、内部統制は3つの目的と、5つの要素から構成されていた。3つの目的は、(1)業務の有効性・効率性を高めること(2)財務報告の信頼性を確保すること(3)関連法規の遵守である。5つの要素とは「統制環境」「リスクの評価」「統制活動」「情報と伝達」「監視活動」である。COSO ERMでは、目的に「戦略」を加え、5つの構成要素に「目標の設定」「リスクの特定」「リスクへの対応」の3つを付加している。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android