図書館情報学用語辞典 第5版 「FRSAD」の解説 FRSAD FRBRが十分に表現できていなかった主題典拠データに求められる諸機能を,実体,実体の属性,実体間の関連,利用者タスクにより概念モデル化したもの.「主題典拠データの機能要件」ともいう.国際図書館連盟の研究グループが,主題典拠データ・レコード・ファイルを適切に記録すること,その情報を共有する枠組みを設定することを目的に検討・分析した成果で,2010年に最終報告書として発表された.FRBRが書誌的記録を対象として概念モデルを作成しているのに対し,FRADはFRBRで第3グループとされた部分に対して詳細に概念モデル化をおこなっている.2017年に,FRBRおよびFRADと統合した後継モデルとしてIFLA LRMが発表されている.[参照項目] IFLA LRM | FRBR | 概念モデル 出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報 Sponserd by