G. バッサーニ(英語表記)Giorgio Bassani

20世紀西洋人名事典 「G. バッサーニ」の解説

G. バッサーニ
Giorgio Bassani


1916.3.4 -
イタリアの小説家。
ボローニャ生まれ。
ユダヤ系の血を引き、反ファシズム活動により投獄され、さらにユダヤ人としても迫害を受け、1943年ローマに亡命。’58〜63年フェルトリネッリ社の文芸編集部門の編集者を務める。彼の文学基調は二重の意味で弾圧されたファシズム期の暗い体験であり、又、作品の核には幼年時代から青年時代を過ごしたフェラーラのユダヤ人共同体社会が据えられている。主な作品には短編集「フェッラーラ物語」(’60年)、長編小説「フィンツィ・コンティーニ家の庭」(’62年)等。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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