JASDAQ(読み)ジャスダック

百科事典マイペディア 「JASDAQ」の意味・わかりやすい解説

JASDAQ【ジャスダック】

〈株式店頭市場機械化システム〉の通称であったが,現在は〈株式会社ジャスダック証券取引所〉の略称。JASDAQは,もともと日本証券業協会米国の〈NASDAQ(ナスダック)〉にならって1991年10月から導入した。英文表記はJapan Securities Dealers Association Quotations。日本店頭証券と各証券会社がオンラインで接続し,証券会社の端末機瞬時売買約定することができる。このシステムを利用して運用しているのが店頭市場で,1998年の証券取引法改正後,証券取引所と並列する市場として日本証券業協会の管理監督下に置かれ,2004年11月15日現在,935社が上場。同年12月に〈ジャスダック証券取引所〉と改称し,証券取引所の一角を占めることになった。東京都中央区日本橋にある。

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「JASDAQ」の解説

JASDAQ

店頭登録制度(店頭市場)を前身とする、日本最大のベンチャー市場。成長ベンチャー企業が上場する株式市場として広く認知されており、その規模は、東京証券取引所の市場第2部を凌駕する規模にまで成長している。株式店頭市場機械化システムにより、取引の約定や受け渡し業務をオンライン化、取引のスピード化と簡略化を実現し、店頭株の市場拡大に影響を与えた。日本の株式市場で唯一オークション方式とマーケットメイク方式という2つの売買手法を採用している市場でもある。マーケットメイク方式は、比較的規模の小さなベンチャー企業でも高い流動性が確保できる売買手法。

ジャスダック

日本証券業協会。

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