JPDR(読み)ジェーピーディーアール(英語表記)Japan Power Demonstration Reactor

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

JPDR
ジェーピーディーアール
Japan Power Demonstration Reactor

日本最初の発電用原子炉。日本原子力研究開発機構の東海研究開発センター原子力科学研究所 (茨城県東海村) にある動力試験炉。アメリカ合衆国のゼネラル・エレクトリック製沸騰水型炉で,熱出力は 4.5万 kW (電気出力 1.25万 kW) 。原子力発電所の建設,運転および保守に関して実際経験を得ることと,ウラン燃料棒の国産化研究を目的とした。 1963年8月に初の臨界に達し,同 1963年 10月に日本で最初の原子力発電に成功した。 1964年秋から通常運転に入り,燃材料の開発試験を行なった。さらに高出力燃料の開発を行なうため,1969年9月から原子炉の改造工事を行ない,1972年2月に改造炉心での臨界に達した。改造により熱出力を9万 kWに増強し,JPDR-IIとした。当初の役割を完了したのち,日本初の廃炉措置となり,1986年から 1996年までに解体されたが,解体の方法,残留放射線の処理など多くの技術開発がなされた。

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デジタル大辞泉の解説

ジェー‐ピー‐ディー‐アール【JPDR】[Japan Power Demonstration Reactor]

Japan Power Demonstration Reactor》日本動力試験原子炉。昭和38年(1963)日本初の原子力発電に成功した実験炉

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