PTS法(読み)ぴーてぃーえすほう(その他表記)predetermined time standards system

日本大百科全書(ニッポニカ) 「PTS法」の意味・わかりやすい解説

PTS法
ぴーてぃーえすほう
predetermined time standards system

作業動作の種類、大きさ、さらにその動作にかかわる条件によって、基礎的な動作に標準時間を割り当てる手続で、シーガー原則に基づいて開発されたものである。予定時間法、既定時間標準法、動作時間標準法ともいう。一般に、要員計画原価管理、生産計画、作業改善および訓練、工程設計、運搬計画、レイアウト計画などの多くの場面で、それぞれの強力なマネジメント・ツールの一つとして、標準時間の分析が要求される。標準時間は、一定の作業方法、設備および環境のもとで、必要な熟練度をもっている作業者が一定の品質の作業を完成させるために、普通の速度で作業を行うのに必要な時間をいう。このような標準時間を多くの場面で設定するには、正味時間と余裕時間を定めることが必要であり、ここで、各作業の正味時間を分析する方法の一つがPTS法である。

[玄 光男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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