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WYSIWYG(読み)ウィジウィグ(その他表記)WYSIWYG

翻訳|WYSIWYG

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「WYSIWYG」の意味・わかりやすい解説

WYSIWYG
ウィジウィグ

コンピュータディスプレイに表示されているイメージが,そのまま出力される文書であるということ。"What you see is what you get."の略。ディスプレイの解像度やコンピュータの処理能力の向上などにより実現した。ディスプレイで表示される画面を編集した結果がそのまま文書であるという,一種マン・マシン・インターフェース概念であるということもできる。この機能によって,OA機器操作者は印刷されたときのイメージを正確に把握することができ,作業が容易になる。パーソナル・コンピュータではアップルのマッキントッシュ用のソフトウェアがこの機能を最初に実現,次いでマイクロソフトウィンドウズでも可能となった。

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関連語 マン

IT用語がわかる辞典 「WYSIWYG」の解説

ウィジウィグ【WYSIWYG】

文字のフォント・サイズ・色・配置などを、コンピューター画面の表示通りに印刷したりファイルに出力したりできること。または、そのような利用環境を意味するユーザーインターフェースの基本概念のひとつ。◇「what you see is what you get(あなたが見ているものが、あなたの手にするものである)」の頭文字から。

出典 講談社IT用語がわかる辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のWYSIWYGの言及

【電子ドキュメント】より

…CD-ROMでのソフト等がその最たる応用分野であるが,この種の情報メディアをドキュメントの範疇として理解するかどうかの合意はない。
[電子ドキュメントの処理とツール]
 (1)生成・編集 ドキュメントの内容,論理構造,割付構造の生成と編集能力を与えるツールがドキュメントエディターであり,WYSIWYGの編集スタイルが採用されている。(2)記録・管理 ドキュメントを蓄積し利用しやすいように管理するツール群。…

【ヒューマンインターフェース】より

… また,直接操作性とは,ユーザーに,コンピューターを意識させることなく(透明化して),仕事の世界を直接操作しているような感覚を与えるような画面環境を提供しようとする設計思想である。 GUIと直接操作性によって,〈机の上で仕事をしている〉かのような感覚で仕事ができるようになったし(デスクトップメタファー),画面をそのまま印刷できるようにもなった(What You See Is What You Get;WYSIWYG)。
[次世代のHI]
 ユーザー層の拡大と,至る所コンピューターありの状況(ユビキュイタス性)は,今後も,より操作性が高くわかりやすいHI設計を希求する圧力として働くはずである。…

※「WYSIWYG」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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