20世紀西洋人名事典 の解説
A.フェルディナンド フィーアカント
Alfred Ferdinand Vierkandt
1867 - 1953
ドイツの社会学者。
元・ベルリン大学教授。
ベルリン大学講師を経て、1925年同大学教授。民族学研究から出発し、未開民族の研究に従事した後、ジンメル、テンニースの影響を受けて社会学研究に移る。社会の本質を内的に基礎づけられた相互作用である内的結合であると主張。その強弱によって社会的基本関係をゲマインシャフト関係、ゲゼルシャフト関係に区別し、ゲマインシャフトの本質的、歴史的な優越を主張した。主著は「社会学」(’29年)等。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報