APOP(読み)エーポップ

IT用語がわかる辞典 「APOP」の解説

エーポップ【APOP】

電子メールを受信する際、パスワードを暗号化して認証する仕組み。メールサーバーから送られたランダム文字列とパスワードを組み合わせて暗号化を行う。サーバーにパスワードを平文(ひらぶん)のまま送信するPOP3よりは安全性が高い。◇「authenticated post office protocol」の頭文字から。

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「APOP」の解説

APOP

Authenticated POP(Post Office Protocol)の略。サーバーが送ったランダムな文字列とパスワードを組み合わせてハッシュ値を生成し、これを使ってPOPサーバーに認証する仕組みのこと。メールサーバーからメッセージをダウンロードするために使われるPOP3では、ユーザー認証の際にパスワードが平文のまま送信されるため、盗聴されると他人にパスワードを知られてしまう危険性がある。APOPはこの認証方法を強化し、パスワードを暗号化して送信できるようにした。クライアントからサーバーに送られるハッシュ値はログインごとに異なるので、通信経路の途中でデータが傍受されても、パスワードが漏えいしないという仕組みだ。

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