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平文/評文 ヒョウモン

15件 の用語解説(平文/評文の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

ひょう‐もん〔ヒヤウ‐〕【平文/評文】

(平文)漆器の加飾法の一。金銀などの薄板を文様に切って漆面にはり、漆で塗り埋めてから、その部分を研ぎ出すなどして文様を表す。奈良時代に唐から伝わり、平安時代に盛行。ひらもん。
装束に用いた、彩色や刺繍(ししゅう)による種々の色の組み合わせ文様。

ひら‐ぶん【平文】

クリアテキスト」に同じ。⇔暗号文

ひら‐もん【平文】

ひょうもん(平文)1

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百科事典マイペディアの解説

平文【ひょうもん】

漆工芸の技法の一つ。種々の文様に切った金,銀,錫などの薄板を漆面にはり,漆で塗り埋めたのち,小刀の類ではぎ現し,あるいは木炭でとぎ出す法。中国では平脱といい,日本には奈良時代に唐から伝来。
→関連項目漆器

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ASCII.jpデジタル用語辞典の解説

平文

クリアテキスト」のページをご覧ください。

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IT用語がわかる辞典の解説

ひらぶん【平文】

暗号化されていない文字列やデータコンピューターネットワークのデータ通信において、情報漏えいを防ぐための対策が何もとられていないもの。⇔暗号文 ◇「へいぶん」「クリアテキスト」ともいう。

へいぶん【平文】

ひらぶん。⇒ひらぶん

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世界大百科事典 第2版の解説

ひょうもん【平文】

漆工芸の加飾法の一種で,金,銀,錫などの薄板を文様に切り,漆面に貼り付けたもの。またはさらにその上に漆を塗り,金属文様が出るまで研ぎ出したもの。漢代の漆器の甲面の中心飾りに見られ,漢代末にはこの種の技法がかなりな水準にあったことがわかる。盛行期は唐代で,朝鮮新羅時代の遺物も発見されている。日本には奈良時代(8世紀ごろ)に伝えられ,正倉院に多数伝存する。これらを《東大寺献物帳》とつき合わせると,唐および奈良時代にはこの技法を〈平脱(へいだつ)〉といいあらわしたことが知られる。

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大辞林 第三版の解説

ひょうもん【平文】

漆工芸技法の一。金銀の薄い延べ板を模様に切り、これを漆面にはり、さらに漆で塗り埋めたのちに平らに研ぎ出したもの。奈良時代に唐より伝来、平安時代盛んに行われた。ひらもん。 〔平文は日本名、中国名は平脱へいだつ〕 → 金貝かながい
装束に用いた、種々の色で染めたり織り出したりした文様。

ひらぶん【平文】

通信などで、暗号化されていない普通の文章。普通文。へいぶん。

ひらもん【平文】

ひょうもん(平文) 」に同じ。

へいぶん【平文】

へいもん【平文】

出典|三省堂
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

平文
ひょうもん

漆工技法の一種。平文は和名で,中国では平脱 (へいだつ) という (同一ではないとする説もある) 。金,銀の薄箔を文様の形に切って漆面に張り,透明漆をかけてとぎ出したもの。しばしば箔面に毛彫を施す。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

平文
ひょうもん

漆器の加飾技法の一種。平脱(へいだつ)ともいう。金・銀・錫(すず)・真鍮(しんちゅう)などの金属の薄い板を文様に切り、漆(うるし)面に貼(は)り付けるものと、その上から漆を塗り埋めたのち漆を小刀の類で剥(は)ぎ取るか、または研ぎ出して金属板を現す方法がある。平文は日本名、平脱は中国名といわれ、わが国には奈良時代に唐から伝わり、当時盛んに行われたことは正倉院宝物によっても知られる。平安時代以後は蒔絵(まきえ)と併用され、室町時代からは金貝(かながい)の名称でよばれるようになった。[郷家忠臣]

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世界大百科事典内の平文/評文の言及

【正倉院】より

…おもな遺品には金銀山水八卦背八角鏡,銀壺,銀薫炉,金銀花盤などがある。(2)漆工 漆に掃墨を入れた黒漆塗,蘇芳(すおう)で赤く染めた上に生漆を塗った赤漆(せきしつ),布裂を漆で塗りかためて成形した乾漆,皮を箱型に成形して漆でかためた漆皮(しつぴ),漆の上に金粉を蒔(ま)いて文様を表した末金鏤(まつきんる),金銀の薄板を文様に截(き)って胎の表面にはり,漆を塗ったあと文様を研いだり削ったりして出す平脱(へいだつ)(平文(ひようもん)),顔料で線描絵を施した密陀絵(みつだえ)などの技法が用いられた。遺品には漆胡瓶(しつこへい),金銀平脱皮箱,金銀平文琴,赤漆櫃,密陀絵盆などがある。…

【朝鮮美術】より

…作例は慶州雁鴨池(がんおうち)出土の多量の漆器断片で,なかでも珍しいのは黒漆地に朱と黄2色の色漆で文様を描いた漆絵断片と,朝鮮では初めての出土例である黒漆平脱(へいだつ)文の断片である。黒漆平脱(平文(ひようもん))の出土は唐代漆芸の新たな受容を端的に示すものである。高麗時代には自らの創意工夫によって華麗な螺鈿漆器を製作した。…

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