b-value
ある一定期間中にある地域内で発生した地震で,マグニチュードがMとM+ΔMの間にある地震の発生数N(M)・ΔMは,統計的にいわゆるグーテンベルク-リヒターの式log10N(M)=a+b(8-M)に従う。このlogNとM間に成立する直線の傾斜がb値で,世界中で平均すると0.9程度の値になるが,岩石圏の破砕度の高い地域ほど大きくなる傾向がみられ,震源の深さや地域によって0.6~1.2くらいの範囲で変化がある。また,一般に前震のb値は余震のそれよりも目だって小さいし,群発地震は普通以上に大きなb値を示すことが多い。大地震の発生前に,その地域でのb値がいったん減少した例もある。
執筆者:三東 哲夫
参照項目:グーテンベルク-リヒターの式
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
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