ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「BITNET」の意味・わかりやすい解説 BITNETビットネットBecause It's Time Network 最初期のコンピュータ国際ネットワーク。1981年アメリカ合衆国のニューヨーク市立大学とエール大学がコンピュータを回線で接続したのを始まりとして,アメリカ,ヨーロッパ,アジアの大学,研究教育機関を結んだ。IBMの開発した通信プロトコル,RSCSを用いて,電子メール,ファイル転送,チャット(リアルタイムメッセージ交換),メーリングリストなどの機能を提供し,インターネットが全世界に普及する前に,大学,研究教育機関を結んで世界的な情報交換に寄与した。日本では 1985年に日本BITNET協会が設立され,東京理科大学が接続して以来各大学などに広がった。1990年代には通信プロトコルに TCP/IPを使うインターネットが普及,それに合わせて IPを通す BITNET IIも構築されたが,1990年代末にはインターネットに置き換わった。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by