20世紀西洋人名事典 「E.アーノルドベネット」の解説
E.アーノルド ベネット
Enoch Arnold Bennett
1867 - 1931
英国の小説家。
スタットフォードシャーのハンリー生まれ。
父には弁護士で、ロンドンで法律事務所に勤務した後、1893年婦人雑誌「女性」の編集部に入社し、その傍ら創作活動を続ける。1900年創作活動専念のため、同社を退社し、パリに渡る。’07年フランスの大女優マルグリート・エブラールと結婚、フォンテーヌブローに住むが、後に別居し、’13年帰国。フランス時代にモーパッサンの「女の一生」の向こうを張って書いた「老婦物語」(’08年)で一躍脚光を浴びる。作品はほかに3部作「クレイハンガー」(’10年)、「ヒルダ・レスウェイズ」(’11年)、「双子」(’16年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報