ハンリー(その他表記)Hanley, James

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハンリー」の意味・わかりやすい解説

ハンリー
Hanley, James

[生]1901. ダブリン
[没]1985.11.11. ロンドン
アイルランド生れのイギリス小説家小学校を出たのみで船員となり,のちに作家に転じた。作品半分は海を舞台にしており,戦争のもたらす悲惨主題としたものが多い。『うつろな海』 Hollow Sea (1938) ,『閉ざされた港』 The Closed Harbour (52) などがある。

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世界大百科事典(旧版)内のハンリーの言及

【潜水艦】より


[歴史]
 潜水艦の発想は古くよりあったが,実戦で最初に使用されたのはアメリカ独立戦争中のことで,アメリカ軍は人力推進・1人乗りの〈タートルTurtle〉を使用,イギリス艦の艦底に時限爆薬をとりつけようとして失敗に終わっている。その後,アメリカ南北戦争において南軍の人力推進の〈ハンリーHunley〉は艦首より出した棒に火薬をつけ,北軍の軍艦に体当りし,これを撃沈したが,自らも沈没した。潜水艦が軍事的に実用化されるのは,空気を必要とせず水中で使用可能な動力源である電池‐電動機の技術が確立し,魚雷が実用化される19世紀末~20世紀初頭である。…

※「ハンリー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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