E.グラナドス・イ・カンピーニャ(英語表記)Enrique Granados y Campiña

20世紀西洋人名事典 の解説

E. グラナドス・イ・カンピーニャ
Enrique Granados y Campiña


1867.7.27 - 1916.3.24
スペインの作曲家,ピアノ奏者。
レリダ(カタルニャ地方)生まれ。
プホールやペドレルに学び、さらにドゥ・ベリオに師事する。1889年バルセロナに帰り、「スペイン舞曲集」でデビューし地歩を確立する。その後、サン・サーンスらと共演し活発な演奏活動を行い、1901年「アカデミア・グラナドス」を創設して後進の指導に尽くす。ピアノ組曲「ゴイェスカス」2巻6曲(’11年)は高い評価を得た傑作で、’16年オペラとして再構成され、ニューヨークで初演され大成功するが、帰途乗り合わせた英国汽船がドイツ軍に撃沈され、夫人と共に犠牲となる。近代スペインの民族楽派を代表する一人である。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android