E.シュレジアー(英語表記)Erhard Schlesier

20世紀西洋人名事典 「E.シュレジアー」の解説

E. シュレジアー
Erhard Schlesier


1926 -
ドイツの民族学者。
元・ゲッティンゲン大学教授。
オセアニア地域の社会組織研究を専門とし、民族学的歴史再構成を進めるに際し、機能主義的視点を導入する「機能的・歴史的考察法」を提唱した。限定された特定文化地域における内的発展契機を機能主義的視点を用いて明らかにし、ミクロネシアにおける男子小屋の諸現象形態の考察、ミクロネシアの氏族形成、メラネシアの母権から父権への移行メカニズム、秘密祭祀の歴史的再構成などをテーマとして研究した。’61〜62年はニューギニアのノーマンビー島での調査に従事した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

グレーゾーン解消制度

個々の企業が新事業を始める場合に、なんらかの規制に該当するかどうかを事前に確認できる制度。2014年(平成26)施行の産業競争力強化法に基づき導入された。企業ごとに事業所管省庁へ申請し、関係省庁と調整...

グレーゾーン解消制度の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android