最新 地学事典 「ESR法」の解説
イーエスアールほう
ESR法
ESR method
自然放射線によって生成し鉱物中に蓄積する不対電子を磁気共鳴分光法である電子スピン共鳴(ESR, Electron Spin Resonance)によって定量し,年代を求める手法。ESR年代測定法(ESR dating method)の略称。不対電子量から求められた自然放射線による総被曝線量を,年間線量率で割ることによって年代を計算する。年代測定の原理は,ルミネッセンス法と同じ。第四紀の年代を求めるのに使用。適用可能な鉱物は,方解石・アラゴナイト・水酸りん灰石・石英・石膏・重晶石などである。年間線量率を求めるために,周囲土壌中の放射性核種の定量が必要である。
執筆者:豊田 新
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

