20世紀西洋人名事典 「G.シェルシェネビチ」の解説
G. シェルシェネビチ
Gabriel’ Feliksovich Shershenevich
1863 - 1912
ソ連の法律家。
元・カザン大学教授,元・モスクワ大学教授。
革命前ロシアにおける実証主義の代表的学者として知られ、法律学の対象を実定法のみに限定し、法を国家権力によって支えられる共同生活規則として把握。哲学的にはコントやミルの、法学的にはJ.オースティンや初期のイェーリングの影響を受ける。著書に「ロシア民法教科書」(1891年)、「法の一般理論」(全4分冊、1911〜12年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報