20世紀西洋人名事典 「G.シュウィング」の解説
G. シュウィング
Gertrud Schwing
1905 -
スイスの精神療法家。
ウィーン大学精神科看護婦。
精神分裂病に対して、はじめて精神療法的接近を試みた先駆者の一人として知られる。ウィーン大学精神科の看護婦となり、フェダーンから精神分析的訓練を受けた。たぐいまれな資質をもって患者に対する献身的な愛と忍耐の重要性を身をもって実証した。その臨床経験が「精神病者の魂への道」(1940年)に詳しく記録されている。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報