直言(読み)ちょくげん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

平民新聞』の廃刊後に平民社の機関紙となった新聞。もともとは白柳秀湖らが社会改良運動を訴えるための雑誌だったが,1905年1月 29日平民社の機関紙だった週刊『平民新聞』が廃刊しなければならなかったので,幸徳秋水らは2月5日から機関雑誌の『直言』を機関紙にした。しかしこれも9月 10日の巻頭論文『人民の大示威運動』 (日露講和条約反対国民運動への批評) で発行停止処分を受け,10月9日平民社はいったん解散し,『直言』も廃刊となった。

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デジタル大辞泉の解説

[名](スル)思っていることをありのままに言うこと。また、面と向かって直接に言うこと。「欠点を遠慮なく直言する」「社長に直言する」

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百科事典マイペディアの解説

1905年1月,《平民新聞》廃刊の後をうけて出された平民社の週刊機関誌。1905年2月5日創刊。前身は1904年,加藤時次郎白柳秀湖らが創刊した月刊雑誌。幸徳秋水堺利彦らが論陣を張ったが,1905年9月,日比谷焼打事件後の戒厳令下,第32号で無期限発行禁止。社会主義運動内部の対立もあり,平民社は解散,《新紀元》によるキリスト教社会主義者たちと,西川光二郎らが創刊した《》による堺ら唯物派の2派に分かれた。

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大辞林 第三版の解説

スル
遠慮せずに自分の考えをはっきり言うこと。 -居士 非を非と-したのが侮辱になれば/浮雲 四迷
定言ていげんに同じ。

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙
① (━する) 思っていることを遠慮しないで相手にはっきりと言うこと。また、そのことば。⇔曲言
※古文真宝桂林抄(1485)乾「真宗朝に天下の為には身をかへりみずして直言を以て諫君ぞ」 〔春秋左伝‐成公一五年〕
② 論理学・倫理学などで、絶対無条件なことばをいう。「直言的判断」「直言的命令」など。定言。断言。

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