20世紀西洋人名事典 「G.ミストラル」の解説
G. ミストラル
Gabriela Mistral
1889.4.7 - 1957.1.10
チリの詩人,外交官。
元・チリ大学教授,元・メキシコ領事。
ビクーニャ生まれ。
本名ルシラ・ゴドイ・アルカヤガ〈Lucila Godoy Alcayaga〉。
僻地で教師として青春を送り、「死のソネット」(1914年)で国民詩歌賞を受賞する。22年恋人の自殺により精神的打撃を受けた傷心の詩「荒廃」で国際的評価を受け、’45年中南米で初のノーベル文学賞を受賞する。又、23年チリ大学教授を経て、’30年コロンビア大学その他で文学を講じ、’33年マドリード領事となる。その後、リスボン領事やブラジル領事、サンタ・バーバラ領事を歴任し’49年メキシコ領事となる。他の作品に「愛情」(’24年)、「ぶどう桶」(’54年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報