知恵蔵 「GoogleGlass」の解説
Google Glass
4月15日に公開されたデバイスの仕様によると、搭載されているディスプレーは、8フィート(約2.4メートル)先にある25インチサイズのハイビジョン画面を見るのに等しい性能であるとのこと。骨伝導式の音響や、500万画素のカメラを装備しており動画撮影も可能。802.11b/g規格のWiFiと、Bluetooth接続に対応しているため、クラウドストレージの「Googleドライブ」と同期して、データを共有することができる。また、Bluetooth対応スマートフォンに接続すれば、ヘッドセットとして通話に利用することもできる。
4月30日、グーグル社は、Google Glassの操作方法などを収録した動画を、YouTube上に公開した。これによると、ディスプレーには、AR(拡張現実)を利用していることが分かる。ARとは、実際に見える情報に、人工的な情報を付加して認識を強化する技術だが、動画では、Google Glassのディスプレーに映る景色と一緒に表示されるアイコンや矢印などを、音声や、デバイス側面に用意されているタッチパッドで操作する様子を見ることができる。
(横田一輝 ICTディレクター / 2013年)
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報