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現在のパソコンのヒューマン・インターフェースで主流となっているGUI(Graphic User Interface)において、ファイルや機能などを示す絵記号をアイコンとよぶ。もともとはギリシア語で肖像や画像のことをいい、キリスト教では聖像をいうが、記号論では、相似あるいは類推によってものを表示する記号のことをアイコンとよぶ。GUIにおいては、直感的でわかりやすい操作を可能とする表示のためにくふうされ、一種のメタファー(比喩(ひゆ))を表す。たとえば、パソコンのモニター画面上にごみ箱のアイコンを表示し、そこにファイルを落とす操作によって、ファイルをごみ箱に捨てる感じで、ファイルの消去を起こさせるなど、である。
[田村浩一郎]
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…語(言語記号)は条件反射の刺激という信号に取って代わる〈信号の信号〉であり,この〈信号の信号〉は事物・事象が不在でも,それらについての観念を指示し惹起することができる。 実現された記号はその形式的特徴からアイコンicon(類像記号――ある対象の画像など),インデクスindex(指標記号――矢印がなんらかの対象を指示する場合),シンボルsymbol(象徴記号――約束的な記号で,その代表は自然言語)の3種に分類されることがある(C.S.パース)。また,モリスによれば,こうした記号を検討する記号論は,意味論semantics(記号と,それが指示する対象の関係。…
…情報科学と認知心理学とを中核とする学際分野である。ウィンドウシステムwindow systemGUIの中核的な構成要素の一つで,ウィンドウ(一つの画面に提示される複数の処理領域),アイコン(対象の絵表示),プルダウンメニュー(メニューバーをクリックすることによる階層検索)に対するマウス操作だけで,複数の仕事の同時処理を可能にする管理システムのこと。UNIX系のXウィンドウ,MS-DOS系のウィンドウズWindows,マッキントッシュMacintoshのそれの三つがよく知られている。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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