20世紀西洋人名事典 「H.キップハルト」の解説
H. キップハルト
Heinar Kipphardt
1922.3.8 - 1982.11.18
ドイツの劇作家。
シュレジン(後のシロンスク)生まれ。
第二次世界大戦後、医師となって東ベルリンの病院に勤務し、1953年東ドイツの文化官僚を風刺した「シェークスピア至急入用」で劇作家としての地位を確立する。その後、活動の場を西ドイツに移し、「将軍の犬」(’62年)などを経て、科学が政治に誤用される危険を警告した「オッペンハイマー事(’64年)で注目を収める。作品はほかに「ヨーエル・ブラント」(’65年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報