20世紀西洋人名事典 「H.A.ベルナツィーク」の解説
H.A. ベルナツィーク
Hugo Adolf Bernatzik
1897 - 1953
オーストリアの民族学者。
元・グラーツ大学私講師。
応用民族学の提唱者で、初めてライカを使いこなしたと言われる民族学的写真の達人として知られる。1935年グラーツ大学民族学私講師の資格を取得。北欧、バルカン、アフリカ、インドシナなど数多くの実地調査を行った。世界民族誌「大民族誌」(’39年)と「アフリカ提要」(’47年)は多数の執筆者の協力により彼が編集した編纂物。他の著書に「メラネシア探検」(’34年)、「黄色い葉の精霊」(’39年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報