IMFコンディショナリティー(読み)アイエムエフコンディショナリティー(その他表記)IMF conditionalities

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

IMFコンディショナリティー
アイエムエフコンディショナリティー
IMF conditionalities

発展途上国国際通貨基金 IMFに救済融資を仰ぐとき,IMFが当該国に対して課す融資条件のこと。当該国との協議のうえで策定され,経済安定化計画実施の義務づけがおもなもの。具体的には,総需要抑制策や財政赤字削減によるインフレ抑止為替レート切下げによる国際収支均衡など緊縮的性格が強い。しかしこのような措置は過度にデフレ的であって,国民生活水準を維持させるには不適当であるとの批判も多い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む