IP法(読み)アイピーほう

最新 地学事典 「IP法」の解説

アイピーほう
IP法

induced polarization method ,IP survey

強制分極法とも。電気探査の一手法で,鉱物岩石に生じる電気化学的分極現象を測定する。時間領域IP法では,大地直流を流し,これを切断したあと,時間とともに減衰する電位を観測する。周波数領域IP法では,周期の異なる交替直流を用い,見掛比抵抗の変化割合を周波数効果と定義する。時間領域測定には高度な測定装置を必要とするため,かつては周波数領域法が主流であったが,現在では測定効率が良い時間領域法が主流。分極現象を示す鉱物は硫化鉱物グラファイト磁鉄鉱などの導電性鉱物と,電気二重層を形成する粘土鉱物などに限られるため,とくに金属資源探鉱で多用される。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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世界大百科事典(旧版)内のIP法の言及

【電気探査】より

…その後に電流を切ると電気二重層が解消される。この過程を地表の電位差の変化として検出し,金属鉱床の探査に役立てることができる(誘導分極法,IP法)。電気二重層は,大地の電気伝導が地層水中のイオン伝導であるのに対し,金属鉱物内は電子伝導であるため,通電により境界面にイオンがたまって形成される。…

※「IP法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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